
コラム「点睛」 印刷新報・2026年3月19日付
3・11報道では、「震災を忘れない」というメッセージが先行し、地域の将来設計の比重が少ないことに不満を感じていたが、報じないのではなく、「描けない」のだと気がついた。神戸のような集積地であれば復元力があるが、人が戻らず(戻れず)、仕事も交流も少なければ復興のしようがない▼被災地だけではない。少子化・高齢化が加速する日本で、将来を描けない自治体の数は確実に増える。どんなに定住人口増、関係人口増を掲げても、結局は自治体間の綱引きになってしまう。それでいながら外濃くなるばかり。インバウンド効果も、戦争やパンデミックでいつ霧散するか分からない▼令和の市町村大合併は避けられないと考える。土地を捨てろと言うつもりはないが、現在の半分以下に再編したうえで、サービスを受ける住民、施設やインフラをある程度集約しなければ、厳しい現実は変わらない▼激痛を伴う改革になる。それでも、「世界の真ん中で咲き誇る」前に、地域の真ん中が必要だ。全世代が集い、交流が生まれる地域の拠点づくりは、今ならまだ間に合う。(銀河) |
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