
コラム「点睛」 印刷新報・2026年1月15日付
能登地震の発生から2年。正月のニュースは、関連死の約3割が「移動」が引き金であったと報じた。弱者にとって、無理な長距離移動、性急な避難がかえってリスクを増す場合がある。見極めは難しいが、何らかの指針を作る必要がある▼東北のある印刷会社の方から、入学した孫の送り迎えをしてもらうために、「60代のおばあちゃんに車の免許を取ってもらった」と聞いた。高齢者の免許返納が推奨されていても、それが実態だ。学校は遠い、クマの心配もある。また、日常の買い物ができる店が減り、移動スーパーの利用は当たり前だという▼子供の頃、毎週やってくる移動図書館が楽しみだった。バスに乗らなければ大きな図書館に行けない住民にとっては有難い。町の書店が減り続けているなか、これから需要が増えていくだろう▼全国で路線バスが廃止され、地方だけでなく、都営バスも運転手不足で減便を進める。「移動」が社会課題のキーワードとして重みを増す。移動できない人、それでも移動しなければならない人たちへの支援を、どう持続可能に回していけるか、先延ばしのできない挑戦である。(銀河) |
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