
コラム「点睛」 印刷新報・2026年2月12日付
物価の上昇が止まらない。JR東日本も3月14日に運賃改定を行う。特に東京の山手線内は幹線に統合されるため、普通運賃が16.4%、通勤定期が22.9%の値上がりとなる。真綿で首を絞めるように生活にじわじわと効いてくる▼従兄弟が「本がなかなか買えない」とこぼしていた。文庫、新書でも千円超えは当たり前だ。2020年の価格を100とすると、24年は書籍が108.0、雑誌が113.5。ところが、食品や生活用品をみると、麺類121.4、洗濯用洗剤130.5、マヨネーズ153.1。そうなると、本の値上がり余地はまだ大きい。数字は印刷工業会の資料「出版物の製造市場を取り巻く環境」から▼日印産連がまとめた最新の価格データ(20年〜25年)では、印刷業現金給与24% 増、電気・ガス61%増、道路貨物輸送32%増、コート紙 約6割増、CTP版 約2割増、インキ 約3割増▼価格転嫁は今年も最重要課題の一つだが、価格交渉では数字の裏付けが欠かせない。単に「上げてほしい」で通るほど甘くはない。原価計算とともに、コストの推移や比較もつかんでおきたい。(銀河) |
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